代表メッセージ

「当事者も当事者家族も安心安全に暮らせる社会」の創出をめざして

当法人のホームページをご覧いただきありがとうございます。理事長の砂川慎太郎と申します。

妻は2011年10月に統合失調症と診断されました。

妻が統合失調症を患ってから苦労の連続であり、自分自身どう対応したら良いか分からず、

「なぜこんな病気に、、、」「離婚して逃げ出したい。」

などとネガティブな思考に陥った事が何度も、それこそ何十回もあります。

自分が我慢していればいい。それが一番良い対応なのだと思って、ずっと我慢するだけの日々を送っていた時期もあります。

しかし、それでは何も解決しません。むしろ自身の体調を先に崩してしまいます。

きっと同じ悩みを抱えている人は山ほどいるのではないのかと思っております。

現在、闘病して11年余りが経ちました。正直中々受け入れ難い病気であります。受け入れようと思っても中々受け入れる事が出来ません。私は狭量な方なので、10年経った頃からやっとの思いでしっかりと向き合えていると感じています。

受け入れられるようになってからは気持ちが随分楽になり、家族間の仲も良くなった様に感じます。

次第に他の同じ境遇の方も救いたい。そう思いNPO法人を立ち上げる志を抱くようになりました。

自分に出来る事は何なのか?そう考えた時に自分自身が望んでいたもの。

「友人や家族、周囲の方に相談しにくい愚痴を聞いて貰える場。」

「同じ家族間なのに支えている自分だけが孤立している感覚。当事者家族の安心安全な居場所。」

この二つを軸に当事者家族の方々を支え、日々の生活に余裕を持ってもらう事。それは結果的に当事者の方々の病気の予後に良い影響を与えるのではないかと考えています。

「当事者も当事者家族も安心安全に暮らせる社会」の創出の為に誠心誠意、尽力いたす所存です。

 

2022年11月9日